バリアフリー・介護リフォーム
バリアフリーリフォームをする際に、
「補助金」「減税」「融資」「住宅エコポイント」
など多くの優遇制度が存在します。
みなさんも何度か耳にされたことはあるかと思います。
リフォームの費用が抑えられるなら、
対象になる優遇制度は全部受けたい!と誰もが思うもの。
しかし、ただでさえ忙しい日々の中で
自分で制度内容を調べ、対象になっているか確認し、
申請方法を調べ、申請書類を提出し、承認されたことを確認し…
と正直、かなり手間がかかる作業で大変です。そんな時には・・・


※一部ご本人様でないとできない手続き項目もございますので、その時はアドバイスをさせて頂きながら進めて参ります。
※実費等費用が掛かる場合もありますが事前にお知らせしますのでご安心ください。


高齢化社会の中で私たちにできること、それは、シニア世代の方たちが安心で快適な生活を送られる住環境を整えてあげることだと考えています。
「わずかに手を貸してあげるだけで、随分楽になることがある」バリアフリー・介護リフォームとは、家族や介助者がそばに居られなかった時に、その人の代わりに手を差し伸べてあげられるような存在だと考えています。バリアフリー・介護リフォームで求められることは、施工力はもちろんですが、計画力、提案力、フォロー力だと思います。その中でも特に、「気付き」から来る提案力が一番大切です。
当社では、設計が施工の最後までしっかり監理することで、机上の計算だけでない、それぞれのプロの職方を率いた現場対応力を最大限に活かしています。工事中でも、疑問質問があれば何なりとお尋ねください。小回りの利く、お客様のどのようなご要望にもご提案・対応できるプロでありたいと思っております。

息子夫婦と住むYさんとの出会いは、もう16年以上前になります。
古くから住む山奥の家に、もうすぐ定年退官となる息子が帰ってきて一緒に住み始めることにしたのだそうですから、若くても80才位だったと思います。
当時、覚悟はしていても都会育ちの奥様にとっては、現代では希少な(文化財住宅はありますが)三和土土間(つまり土です)の窯のある、その土地特有の特徴的古民家でしたから、同居するためのリフォームは必然だったのかもしれません。
いわゆる大改造の「民家再生」をすることになりました。

水回りの設備は現代風に。インテリアは民家風に。特に、天井を取り払い洗って現わしで化粧をした梁がいくつも飛ぶ空間は壮観でした。
あと懸念は、足腰の弱ったお母様の暮らし勝手でした。
お気に入りの日当たりのよい和室を、寝起きが楽なようにベッドを使うためバリアフリーのフロ―リング張に、昔からのトイレの位置は遠すぎるので、近い位置に専用のトイレと洗面所を設けて、家族に気兼ねなく夜中もすぐ行けるようにしました。広い土間の一部を利用したので、寒さ対策に、床暖房も取り入れました。お母様は当時介助をすれば歩けるようでしたが、たまに車いすを使うとのことでしたので、廊下の幅やトイレの間口も広めにしました。
それでも、当時高齢者住宅設計の初心者だった私は不安でした。肝心のご本人と一度もお会いしていなかったからです。
そのため、手すりの高さを確認したいので腰や手の高さを測らせてほしいとお願いをしました。
そして打合せ当日お会いしてびっくりしたのは、トレパンに身を包み薄らとお化粧をしたお母様でした。伺っていたお話しより何倍もお元気で驚きました。運動するわけではないので何カ所か測らせて頂いたら「もう終わりなの?」と短い出番にご不満そうで戸惑ったほどです。

当時は補助器具や情報もあまりなく、先を見越した設計をやっていましたが、今考えると、比較的お元気な方には、もっとリハビリも兼ねて動ける住空間でもよかったかもしれないと思いました。
基本的には、やはりご本人にお会いしなければわからない、と痛感した一件でした。
今は介護保険制度も出来、いろいろ資料や情報がありますので、更に、個々人に特化した設計や施工が可能になっていると思います。
個人の住宅ですからこそ、ご自分たちの体格や性格・性質、また症状や状況に合わせたオーダーの住まいを一緒につくっていきたいと思います。
もし具体的なご要望があって、実現可能かどうかと思われたなら、まずはご相談ください。
新着情報

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バリアフリー・介護リフォーム相談室(専門サイト)を新しく開設いたしました!今後、内容を随時更新していく予定ですので、よろしくお願いいたします。